GIDのトランジション過程での社会との摩擦

自分が性同一性障害であると気が付き、性別を変えて生きていきたいと望んでもすぐにそれを実行できるというわけではありません。

○罪悪感との葛藤
自分が自身と違う性を望むということに対しての世間での風当たりはまだまだ大きいものがあります。それでも自分の性別を変えたいと思う自分に対し自己否定の気持ちを持つ場合があります。

MTFの方は自分が女性化することを望みお化粧をしたり女性の服を着てみたりすることに対する心理的抵抗が強くなる場合もあります。

性同一性障害の場合、MTFの方の場合においても女性としての経験はゼロの場合もあるので、本来その年齢で身につけているはずの知識などを持ち合わせていません。

お化粧や洋服などのセンスも一般からすると不自然になる場合が多いです。そのため外見は女性を装っても、周囲から女性と認識してもらえず、ずれを生じる場合もあります。

○身体的条件
身体的な条件は男女の別によりパス度が難しい場合もあります。

ホルモンの投与や身体的な手術を望む人もいます。身体的に望まれている場合でもMTFは脱毛なのどの処理が不可欠になります。

注射をしたり、手術をしたりすることは時間的にも金銭的にも負担がかかります。

○公衆トイレ
公衆トイレが自分の望む性別に入り、受け入れられることにより自分の世間からのパス度を測ることができます。

逆に自分が不完全なまま自分の望む性別のトイレに入ると奇異な目で見られることもあります。

MTFが女性用のトイレに入った場合にはパス度が高くない場合などには痴漢や変質者として扱われる危険性もあります。

○カミングアウト
トランジションを進めるにあたっては、本人の容貌や・外見が変化してくるにことにより、まわりに隠しいていることが難しくなります。

家族や親せき、友人や職場、などに本当の自分を理解してもらい、本来の自分としての人間関係を築くということにおいてもカミングアウトの成功は期待されます。

しかしカミングアウトが必ずしも成功するとは限らず、関係が破たんしてしまったり、職を失うことなどもありうるため、カミングアウトをためらってしまう場合もあります。

 

 

 

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