性同一性障害GIDの診断の際に他の精神障害があると?

性別違和のある人の中には、精神障害と診断されうるレベルの苦悩を持つ人もいます。 しかし、そのような診断がなされたからといって、差別化されたり、市民権や人権がはく奪されるようなことがあってはありません。

『精神障害の診断と統計の手引き (DSM)』(American Psychiatric Association, 2000)や『国際疾病分類(ICD)』 (World Health Organization, 2007)といった現行の分類システムには、多くの精神疾患が定義されており、発病の時期や持続期間、病気の原因、機能的障害、治療の可能性などの点で、それらはさまざまに異なっている。

こうしたマニュアルはすべて症状と臨床像を分 類することを目的としており、個人個人を分類しようとするものではありません。疾患・障害(disorder)とは、GID当事者が苦しんでいる状態を表す概念であり、個人あるいは個人のア イデンティティに言及するものではないのです。

性同一性障害gid、性別違和、トランスセクシュアル、トランスジェンダー、性の不一致を感じている人々というのは、生得的な疾患や障害がある人たちのことではないのです。むしろ、性別違和という悩みがある場合は、そう診断されることによって様々な治療の選択肢が利用可能になる ということに関心を向けるべきでしょう。

そうした性別違和を診断することで、医療機関へのアクセスにつながり、効果的な治療に関するさらなる研究につながるでしょう。  研究は新しい診断名を生み出し、DSMとICD に記 載される名称が変わろうとしています。

そのため SOC では、馴染みのある 用語を採用し、 新しく登場してくる可能性のある用語についても定義しています。医療機関の専門家は、 それぞれの臨床分野において、最新の診断基準と適切なコード名を使用しています。

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