性同一性障害で自分の性別に違和感を感じ始める時期

性同一性障害の人が自分自身の性別に違和感を持つのは、その人によって異なります。しかし、FTM、MTFそれぞれの場合で共通した傾向もあります。

FTMの場合は、「小さいころからピンクやフリフリの服を着るのが嫌だった」「小さいころからおちんちんが生えると思っていた」など、比較的早く、ものごころついたときから性別違和感を覚える事例はめずらしくありません。

また、特に意識をせずに男の子と一緒に遊んでいたけれど、小学校高学年頃、男女別の行動が増え、初潮や胸のふくらみなどのからだの変化のある時期に性別違和感を持つこともよくあります。思春期に友達同士で恋愛の話をしたり、男性とセックスをしたりすることにより強い違和感を抱くことも多いようです。

MTFの場合、幼少期は戦隊ヒーローごっこや戦いごっこの輪に入れなかったり、活発な男の子となじめなかったりということはあるものの、小学生までははっきりとした性別違和感はないことが多いようです。思春期に入り、体の変化が起きるころに、自分の体の性別に違和感を感じ始める傾向にあります。性欲が強まり、ペニスが勃起したり、マスターベーションしたりするようになると違和感だけでなく、嫌悪感も強まるようです。

また、MTFの事例としては、結婚や子どもを持ったあとに、性別違和感をはっきり認識するということも挙げられます。結婚後に夫、父親という男性としての役割を与えられることで、男として生きていくことに強い違和感を抱く結果となります。

このように、FTM、MTFが性別違和感を抱く時期については、それぞれある程度の傾向はありますが、はっきりとこの時期であるということはありません。人それぞれ個性があるように、性同一障害の人の性別違和感がはっきりする時期は一人ひとり異なるのです。

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